サプリメントについて
病院薬剤師の仕事の一つに、
「薬剤管理指導業務」
と言うものがあります。
ざっくり言うと、
入院中の患者さんと面談し、薬剤を絡めた服薬指導や副作用の確認等を行う業務
と言ったとこですね。
私も日常的に行っておりその中で、
サプリメントや健康食品のついて確認を行っています。
サプリメントや健康食品の是非は、後程書こうと思いますが、
それ以外の問題として、病院の薬との飲み合わせの問題があります。
有名なのは、
ワルファリンと、納豆や青汁とかですね。ワルファリンの効果が減弱してしまいます。
グレープフルーツジュースと血圧の薬(専門的にはカルシウム拮抗薬)も効果が強く出てしまうので駄目ですね。(血圧の薬以外にも色々あります。)
該当する薬を処方されている方は、主治医か薬剤師より説明を受けていると思いますので、基本的には問題ないと思います。
ですが、たまに主治医や薬剤師などが知らずに患者さんが飲んでいる場合に遭遇します。大概は問題ないのですが、時々飲み合わせが悪い場合や、手術が延期になることも今までにありました。
最近も、
手術を控えた患者さんのサプリメントを確認すると、
血がサラサラになるEPAを含んだサプリメントを飲んでいる患者様がおりました。(医薬品にもEPA製剤は存在し、手術前は一週間お休みする場合があります。)主治医にその旨を伝え、結局手術が一週間延期になってしまいました。
これは何より患者さん本人の不利益になりますので、何か飲まれる際は、
必ず主治医及び薬剤師に相談し、情報を共有しましょう。